僕の祖父はトマト農家をしていたので、子供のころは祖父の家に行くと、畑の野菜を収穫するお手伝いをよくしていました。にんじんや大根やピーマンやトマトなど、成長のタイミングも違い、葉っぱや実のつき方も違い、それぞれに個性があって面白かった記憶があります。今では、たまに家で豆苗を育てるくらいです。
農家のお家は少なくなってきていると思いますが、僕たち一人ひとりの心の中に目を向けると、同じように「心の畑」を持っていることを「繁栄の法」では学ぶことができます。
そして、約半数以上の人は、その心の畑の存在を知らず、また種をまくこともなく、つまりは、放置している人がたくさんいるのが現状のようです。
だけど、同書のp.47から、その心の畑の存在に気づき、良い種子をまいて、育てることができれば、悪い過去や現状を打破して、未来を成功の軌道に修正していく力があることを教えてくれています。今日は【繁栄の法】より、一転語を紹介させていただきます。
私の著書『青春に贈る』の「まえがき」には、「心の中にいかなる種をまき、いかに工夫してそれを育てるか、これが人生成功の秘訣のすべてである」と書いてあります。単純なことですが、このとおりなのです。
種をまくだけではダメですが、まかぬ種は生えません。自分の考え方や人生の方向性、努力の方向性をつくる原因となる種をまかなければ、何も始まらないのです。
まず、「自分は何をしたいのか。何を目指しているのか。何を理想としているのか」ということを考え、その種をまかなければいけません。種をまかない人は、流されていくだけの人生を送ることになります。
ところが、この種をまけない人が半数以上なのではないでしょうか。
また、良い種をまくのではなく、悪い種をまいている人もいます。毒麦の種のような、自分を害する種、自己破滅型、自己破壊型の種をまいている人がいるのです。(中略)
【繁栄の法 p.47】
まずは、良き種をまくことを勧めています。自分の理想像を心に描くことが、まさに良き種子をまくことなのだと学ぶことができます。そして、同時に、悪い種をまいていないか点検することも大事とのことです。まさに、雑草が多いと、本来の育てたい作物に栄養が行き届かないイメージですね。
このように、人生の途中では悪いことも起こります。そして、すでに起きた悪いこと自体はどうすることもできません。
しかし、その悪い種子を自分の心の畑にまくかどうかは各人の問題であり、「これは悪い種子だから、まかないようにしよう」と思えばまかずにすみます。
悪い種子をまかないためには、積極的で建設的な、明るい考え方をすることです。明るい考え方をしていると、悪い種子が弾かれて飛んでしまい、畑に落ちません。(中略)
【繁栄の法 p.49】
悪い種子はある意味で、悪い思い(消極的で、暗い考え方)と考えると想像しやすいかと思います。そして、今後は、良い思い(積極的で建設的な、明るい考え方)で生きていくことを選択することで、その悪い種子をまくことを止めることができるようになります。
※心は「良いこと」と「悪いこと」を同時には考えることはできないという法則があることについても、本書で補足がありました。
したがって、悪い種子をまかないことは大切であり、もし悪い種をまいてしまったならば、それをあまり繁茂させないことです。その繁茂がどうしても止まらないのならば、よい種子を探し出すことです。
良い種子は本当は探さなくても持っているのですが、普段は軽視しているのです。そのよい種子をまいて育てることによって、心の中の雑草、毒麦を駆逐していくわけです。
良い種子が増えていくと、成功体験も増え、悪いことは心から消えていきます。
【繁栄の法 p.52】
「良い種子は、すでに持っている。」という驚きがありました。僕たちはすでに、その良い種子(ある意味で、未来の理想像や自分の使命、仏性の輝き)を再発見して、それを毎日まいて、育てることができることを教えてもらいました。さらに、心の畑では、良き種子をまいて育つと、悪い種子を弾き雑草を除去してくれるとのことです。
本書を通して、自分の心には畑があること、良き種子はすでに自分の中にあり、それをまいて、育てていくことで、成功の軌道に入ることができると学ぶことができました。また色々な一転語を紹介しながら、日々の種まきや育てることの言葉を届けられたら、幸せです。
ありがとうございました。
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